おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

思いにきづくまで

澄んだ思いもあるものね

真冬の空に花火を描いて

あぁ幻でもいいから

会いたいだなんて思う

 

じっと目を擦りながら

帰り待つ日が今になり

 

愛おしくなることがあると

どうして思えたでしょうか

人の生き死にを知ったとて

それ以外の別れもあると

 

誰も教えてくれなかったもの

 

澄んだ思いもあるものね

真冬の夜には火を焚いて

あぁ香ばしいかおりさえ

してきそうな気がしてる

 

何度でも温めなおす

夕餉には遅すぎても

 

向かい合って今日一日を

ああだこうだと話せたら

たとえば嚙み合わないままでも

一緒に生きたということでしょう

 

何処に向かって呼べばいい

 

真冬 冷えたはずの背に

温かさを感じたらな

きっとそれは

 

会えなくなって気づくことが

幾つかあると歌ううた

知っていたはずの言葉も

身を以てはじめてわかるの

 

澄んだ思いもあるものね