おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ささやかな一歩

春の気を吸うために

一歩外に出てみるのもいいんじゃない

 

あなたが生れ落ちた時

裸だったのと同じように

衣をまとい軒下に隠れた

そこから戻るだけのこと

 

街の気にあてられて

やっぱり嫌だってそっぽ向くのも

外に出ないとできないことだからね

 

陰気な人にしかわからないことがあるのよ

それはそれでいいじゃない

表したいことがたくさんあるんでしょう

秘めておくには人生は短すぎる

 

こんなはずじゃなかった

いる場所も心持ちも

そういうものなのね

諦めじゃなくて悟りでもなくて

 

こういう風にいきていくのね

春の気を吸うために

一歩外に出てみてもいいんじゃない