おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

僕だけの海

また夢に見たの

遠い海は

砂も焼けて

夏盛りかしら

 

旅の人も

新しい人も

楽しんでってね

だけど片っぽ

僕だけの思い出だって

 

凪の日が多くて

波音

耳を澄まさなければ

 

教えられたことはきっと

これから先にわかるように

今は懐かしみ恋しがる

そんな子どもみたいなことで

いいんだと思う

 

また夢に見たよ

遠い海は

昔よりもっと

あついのかしら

 

凪を掬う風も

波間で

途切れないように遊んでね

 

教えられたことはきっと

やまほどあるのに

まだ気づけず

ただ思春期この世の鬱憤を

吐き出すだけだった幼さも

受けとめてくれる気がするのは

あなたが大きいせいかしら

 

その美しさに皆気づいて

人が押し寄せても

僕だけの思い出だって

 

教えられたことはきっと

これから先にわかるように

今は懐かしみ恋しがる

そんな子どもみたいなことで

いいんだと思う