おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

children

わたしたちが生まれたころ

世はすでに翳っていて

気づいていたわずかな人たちが

そっと名前をつけてくれた

 

夢の国に生きて

帰ってこない人もある模様

構わないから好きにして

わたしもできるなら好きにして

 

世に生きるということは

気とも情とも離れられず

のらりくらりを上手くして

耐えるか嘆くかということね

 

そっと気づいて

名前を持って

酔って

酔ってなお正気を持って

 

わたしたちが生きるころ

なんだかんだと嘆かれても

わたしは嘆くだけで

終わらせたくはないものよ

 

無気力にみえるでしょうけど

わりと強い思いもあって

 

わずかな人にでも伝わるのなら

嘘の1つも

歌の1つも

平気の平左でやるものよ

 

遊び歩いた心に聞いて

轍割れても居るものよ

 

わたしたちが死ぬころに

何と言われているかしら

そんな欲さえ捨てたなら

褒めてもらえるものかしら

やっぱりそれも欲と呼び

堂々巡りするかしら