おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ダスト、ダウト

手を鳴らして

重ねて唱和

ひとりじゃない、そればかり姦しい

 

唾吐き捨てる勇気もないから

そっぽ向いて帰るが精一杯

 

仲良しこよしのためじゃない

究極

死にかけた時に

何とか生き延びるくらいの術を

 

それこそ人それぞれでいいじゃない

誰かいなきゃ息もできない人は

必死の形相で探せばいい

どうせ1人でも世に耐えかねる人は

内に外に問いかけ続ければいい

 

究極

生きてゆくことが正解かも

誰も答えられないわけだし

ただ今は知れないから

仮初に繋いでいるに過ぎないでしょ

 

メロディーつけて

格好いいつもり

夜は明ける、そればかり姦しい

 

大地の営みに星の息吹に

勝手に理由づけするなど

 

小さき者たちは黙れ

究極

生き死にさえ自由が利かない

認めたくないだけで

 

もうね大気に彼是と言う段じゃない

ナチュラリストではないけれど

手放しの人間賛歌は御免だわ

自分がこう在りたいと語るくせ

自分などと嘲笑する気もあって

 

究極

生きていたとて

死んでいたとて

魂の状態の1つなだけで

ただの入れ物が1人だの絆だの

狼狽えているだけでしょ

 

また懲りもせず

1人じゃない、が姦しい

何とかのひとつ覚えみたいな歌が

此処其処に落ちて

目も当てられないわ