おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

teller

夢ばかり見ていたのでしょう

今が何どきかもわからぬほど

それでいいわ

目覚めたのなら

こっちへおいで

揺すってあげよう

 

空が遠く見えたって

戦士の勘でぐらついたって

どうせ世の多くは

気のせいよ

怖がることないわ

 

夢に堕ちたつもりが現で

戸惑ってもしまうほど

そういうものよ

目覚めたつもりが

夢の中よ

寝かせておこう

 

空は高く晴れたって

その遠くでは雨をはらんで

予感するようにできている

気のせいと

人の言っても

 

過ぎれば一瞬の時がもう

折り重なって喉を締めるでしょう

予感に泣いてしまっても

日付なんて

ただの印よ

こだわることないわ