夢ばかり見ていたのでしょう
今が何どきかもわからぬほど
それでいいわ
目覚めたのなら
こっちへおいで
揺すってあげよう
空が遠く見えたって
戦士の勘でぐらついたって
どうせ世の多くは
気のせいよ
怖がることないわ
夢に堕ちたつもりが現で
戸惑ってもしまうほど
そういうものよ
目覚めたつもりが
夢の中よ
寝かせておこう
空は高く晴れたって
その遠くでは雨をはらんで
予感するようにできている
気のせいと
人の言っても
過ぎれば一瞬の時がもう
折り重なって喉を締めるでしょう
予感に泣いてしまっても
日付なんて
ただの印よ
こだわることないわ