おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

陽も昇らぬうちからの問答

目の前がぐらついた

慣れすぎてそれも夢かと

そんなこと言ってたら

いつの間にか向こう側へ行っちゃうわ

 

気の抜けない日常に

愛など理想など落とし込むのは

至難の業で

 

精一杯生きてきたつもりよ

誰恨むでもなく自分のせいでしょ

言い聞かせすぎて馬鹿になったのかも

答えが出るのは死ぬときで

私がもうここにいない時

 

暗くて結構

言ってはみたけど

そんなこと1ミリも思っていなくて

煩わしさを削ぎ落したら

そんな言葉が残っただけ

 

陽も昇らぬ午前4時

だらけた姿勢で綴る

毎日が遺言めいて

 

ねえなんで産み落としたの

聞けないまま離れた人に今

問うてみたくもなるものね

馬鹿にされても

生きてゆくからには死ぬまでは

私がいなくなるまでは