おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

死の底に暮れ

泣いてもいいと歌う人

それを堪えてなんぼの道

付き従うように神様

信じてみてもいいのです

 

可愛いワンピース着てさ

駆けてく子らの恨めしや

 

死の底見えた床にいて

最早今生と呼べようか

青空が隙間だけでも

見えたから良しとしな

そんな酷なこと言いなさんな

 

暮れにまた悲しみを

増幅させて虚しかろ

こんなはずじゃなかった

神様

神様

 

楽しげな声上げてさ

夕餉待つ町の恨めしや

 

死の底見える人にとり

明けも暮れもないものを

夜空の気配がしただけで

連れてかれるような気になって

 

死の底見えた床にいて

最早今生と呼べようか

青い季節に見た境

あぁこれかと冷静に追い

あんま悲しいこと思いなさんな