おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

水待ち月

雨に打たれてもいい気がした

なんのことはない

わかり易くまた床に臥せて

悔やむことだけ一丁前

いつまで繰り返すんだろうな

 

熱を帯びたまま暮らしてゆくの

慣れたものね

もう嘆きもなくて

1杯の水もいらないから

ただ広い海の見える部屋に行きたい

 

雨があがっても恋しかった

嫌う日もあるくせ

もう巡るものすべて欲しくなって

寒気がしたら限界と

悟るまでの繰り返しなんだろうな

 

熱を帯びたまま消えてゆくの

たぶんそうね

指先の感覚もなくて

なのに伸ばして求めるのは

ただ広い海の見える床で朽ちたい