Entries from 2024-09-01 to 1 month
雨を舐めてしまった そうかもともと そういう時代に生きていたのに 忘れてしまったのね 地に寝てしまった そうかこの心地 馴染む時代にいたのね 忘れるわけないか 女であることを 嫌でも分からせられる そんな時代が あったものね 忘れてはいないわ
人は自分のことしか考えないというけれど 私は特にその自覚がある 自己中心的で 他者を思いやる心などまずない それに加えて 自分のことを考える時間が多すぎるのよ 自分の深部まで常に考え続けているから 足りなくて吐けなくて もう一生続けるのだと思うけ…
夕に 九段下の図書館に行って 上階の食堂で定食を食べて また図書館に行って なんて恵まれた場所なんだろうと そこで勉強してる高校生を見ながら 思うのは もう婆になった証拠かしらね なんだか好きなのよ 公共の図書館やら食堂やらの 居場所が何にもなかっ…
一生かかっても追いつかない 心の中の葛藤と 頭の中の思考を これからの人生で 休みなく書き記したとしても 絶対に足りない量を 抱えている 今も動き続けているから 追いつくことはないのよ 滑車のようにずぅっと せかせか動いているものだから 苦しいし 吐…
恥ずかしいくらいに大声で歌っていた だいぶ早いこと捻くれた僕が 唯一 心を持った時間 だってそれ以外に 苦しい世を生きている意味がある? だって僕以外に そんなこと言っている人がいる? 狭かったからね みんなが思うよりももう一段 田舎だったからね 恐…
西瓜を食べないまま 今年は夏を終えた こんなこともあるのかと 家族と距離を置けば さもありなん 唱えて唱えて 裏の川で冷やされた あの甘みが 恋しくなってくるものね あくまでも西瓜が、ね
愛されているかではなくて そばにいてくれるかで 決めたことだから 今さら嘆く権利もない 海のそばの駅は 素敵に見えるけれど寂しい 無人駅になって久しい また切符をポストに入れて 誰の声も聞かずに 後にした
空が意思を持った時 自然も人も降らされる 雨が意思を持った時 辿り着く場所を選ぶ 雪が意思を持った時 積もるか溶けるかをも決める
https://youtu.be/KePxaBRsHQU www.youtube.com 天気のいい日は自転車でなるべく遠くへ出かけましょう ぎこちなくても公園や花の色に出会いましょう この岸辺に咲いたの なんでここまで来たの 沈んだ心解き放つ魔法の言葉唱えましょう そんなものは初めから…
www.youtube.com 宝のような時は過ぎ誰にも云えぬかなしみが真夏の空へ向かうから心まで焼けてしまいそう斑模様の木々のいろ揺れて何を問うあの日突然街は終り途絶えた息のつづきを生きるのか太陽に恨みなど人の罪に終焉など私は今ここに立ち知らない、焼け…
ねぇ あのオルガンのお歌はなぁに ママにも分からないことよ ほら また聞こえたお歌はなぁに 神様に聞いてみましょうか 誰も知らないまま 継がれてきたのが 恐ろしいとは思わぬ子が 今日も聞いた ねぇ やらかいままでいておくれ 何にも知らなくていいくらいに
無神経と神経質が喧嘩してたら 神経質のほうを応援してしまう 大らかがどれだけ持て囃されても 僕はそちらに行きたくない 何と戦っているかは 知らないけれど 知る気もないし 考えすぎる体質が 偉いと思っている節が そう言い聞かせなければ 生きてこられな…
そうよ どうせ 予報が何だって 僕には関係のないことさ またね 見送った星が帰って 足りない どうせ どうせ晴れない 彼はもういない どうせ どうせ晴れない 太陽があったところで
海へ行くなら秋 あなたの知らない潮流れ すっと吸い込む息 また乱れても大丈夫 海へ来たなら先 駆けだした子供に戻り ずっと見ていた景色 今空気まで感じてみて 海へ行くなら秋 人のいないよりももっと大事な すっと吐き出す息 もう乱れても大丈夫
鏡よ鏡 私はいますか 美しさなんて問うてる暇ない 鏡よ鏡 私はいりますか 問うてるうちにいなくなるくらい 人の世は短いというのに どうせ知れぬ存在の在り無しに また時を費やしてしまった 鏡よ鏡 いらぬ日記として 心にどうせ留めておきます
生きているかも知れない身を 暮らし保つだけで精一杯の 我がことしか考えきれないから あなたの役には立たないのです 愛とは少し距離を置いて 眺めていただけの子供だったから 愛していると言われたときに それが如何なるものか分からなかった 自分のことし…
眠り起きに難があれば どちらにしてもしんどいものよ 殊"眠れない"だけが沙汰されるけど その逆もまた然りでしょう 皆が街に出る休日も 成すこと統べる平日さえも ただ眠りまた眠り ぼんやりと 罪のように思えてきて終いね 眠り起きの難というのは そのまま…
優し手に触れたと思ったけど ただ休日の朝の夢だった 戦ばかりの時は過ぎて 温かいごはんを共に食む そんな時を重ねられますように 口下手なあなたが飢えてくれた 名も知らぬ白い異国の花 荒れた地をよそに1輪2輪と 歌うように風に任すように もう抱いてく…
うまく線引きできない部分があるでしょう?人の心根や性格なんかは特に綺麗に分かれないもの だから色があり音があり なんとかして表そうとする人が現れるのよ 見る側もいいわ 綺麗に分けなくても ある程度の区分は社会生活において必要だとして 心の部分は…
いつも他人事みたいよね 日常の煩雑も 心根の暴風も 分かってはもらえない 分かろうとしてもらえないことに ひどく憤る時があるけれど いつも自分事のように 世界の荒れ様も 人の憂鬱も 分かってしまう 分かるようにできていることに ひどく苦しむことがある…
彼女のピアノの音はなめらかで 日付にどうしても思い出すことがある たとえば足跡をたどっても 追いつけない時代に生きていた人が まだそこにいてほしいと ありもしないこと願ったり ただ同じ時にいたいと 不可能なこと縋ったり そんな不自由をあたえてくれ…
思い出を数えるときに どうしてもついてくる そのとき思っていたことと 思い出していたこと 幾重にも重なり 僕の身体には入りきらないや 考えるのをやめればいいって 言う人がいるんだけど それが簡単にはできなくってね 記憶について考えるときに どうして…
彼女は歌っているのだけれど 泣くのを堪えているようだ 抱きしめてあげたいのだけど 触れてはいけない気がするんだ まだ知らない恋を 今なのかもしれないと 思えなかったから 嚙み合わないまま 見ていることしかできなかった 彼女は歌っているのだけれど 泣…
十字を輝かしいと思っていたころ なんなら格好いいものだと思っていたころ それでも恐ろしかった 教会に入るのが その空気に飲まれたら 帰れない気がした 隠れ里だからではない 見知らぬ土地でも 都会でも 恐ろしかった 恐ろしかった
虚ろうつろに いつでも落ちる 才かと思うほど いつでも行ける 虚ろうつろに 住んでいるような 生まれる前から そこにいたような 虚ろうつろに 魅入られたのか こちらが好んで 踏み入れたんか 虚ろうつろに 酔うふりをして ほんとはつらいを 隠そうね
ないないしてね もう見えないけれど そこにいたことを 歌いつたえて ないないしたの もう聞こえないけれど そこにあったことを 忘れないでね ないないするの もう会えなくなるの それはおんなじ 時期がちがうだけよ
泣いたふりの上手い子は きっと皆に愛されてた 泣いても隠す癖の僕は 唱えるまでもなく放り出された 愛に飢えていると すぐに崩れ落ちるよ 月の満ちるだけでも 風が止まるだけでも 飽きたと言えるあの子は ずっと皆に囲まれてた 隅っこで見てる僕は 歌を頭の…
大学生になって1人暮らしを始めた時に気づいた。 みんな、めっちゃ実家に帰る。 長期休みはもちろん、何もない普通の時でも。 金曜に大荷物を持ってきた子がいたので「何かあるの?」と聞くと、「実家に帰る」そう。「結婚式とか法事とか何かあるの?」と聞…
嫌いになりたい そばにいたい人を 嫌いになりたい ただ一人添った人を 噛み跡のこした やさしかったことを忘れさせようと 獣でもないのに 刻まれてしまった 嫌いになれない 恋はとうに過ぎて 嫌いになれない 愛は知らないままで
川渡る橋の上で 虹を熱心に撮る人がいたけれど 私はそれを 浅はかだと思ってしまった 思わなければいけないような切迫に 駆られてしまった 明日の天気どころか どの時点で雨が降るかまで 分かるようになってしまったから それを有難く使いながらも 地上から…