おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

呼び水ふわり

水は人を呼ぶのだから

海を前にして怯えるあなたは正しい

 

砂浜で確かに持っていた意識を

飛ばすの 陽射しの

眩むか 目覚めるが先か

 

だめよ だめよ

抗うほど 引き込まれてゆくのだから

リズムつけて呼んでるのよ

気づいた時には もう海の底

 

水は声を出すのだから

海の前にいて勝てると思うのが間違い

 

なぜか上空から見ていたなんてことに

なるの 陽射しの

その上へ 行きたくはないでしょう

 

そっと そっと

手招く波

連れ去る時は一瞬だから

リズムに乗って 心地よいほど

気づいた時には もう海の底

 

山が呼ぶ

地が呼ぶ

空が呼ぶ

風がふわり使者となって

水が呼ぶのも

その営みの1つよ

 

だめよ だめよ

抗うほど 引き込まれてゆくのだから

リズムつけて呼んでるのよ

気づいた時には もう海の底

 

そっと そっと

手招く波

連れ去る時は一瞬だから

リズムに乗って 心地よいほど

気づいた時には もう海の底