おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

苦難の願い

肌に合わない布を着る

この星の暮らしがおよそ馴染まぬ

便りは確かに伝えても

綺麗な星願いに消される

 

アイスクリーム頬張って

にこやかに宵を過ごす人たちは

もうそれでいいじゃないか

通信は病める者にと

 

そんなことばかり言っているから

届かないのか

もう忘れられたか

 

月を見ない

浮気はしない

ただひたすらに見上げた二等星

 

故郷を忘られる者ないのは

この星とおんなじ仕組み

捻くれて腹かいても

ずっと見上げた二等星

 

足の落ち着かない地面踏む

この星の暮らしはまだ続く