おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

秋祭りの予期

子ども等が秋祭り

見据えて公園に

夕に漏れる囃子

ばつの悪さは田舎暮らし

 

あの家の

あいつが何やった何言った

あの子はどこの子

嫌味にしか使わぬ枕

 

ばらか奴ははぶれ

宵に破れかぶれ

 

遠岸に旅客の船

知らん奴の来たばい

内でも揉めて

外も受け付けんで

 

どうせ滅びる何年後

それまでが気の遠い勝負

出ていってやると啖呵

切れない不甲斐無さ

 

子ども等は何も知らんと

今日も踊り唄い

陽気にやられる癖

馴染むはずない田舎暮らし