おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夜風の組

夜風を好むようになる

格好をつけようとして

繰り返すうち

本当に好ましく思えた

 

街で駆けまわるような

硝子割るような

気にはなれなかったけれど

 

心が確実に

狼狽えて抑えていたから

暴れだしたかったのよ

きっと

 

だから

夜風を好むようになる

そういうたぐいの人間が

たまにいたっていいじゃない