おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

菜摘みのころ

菜を摘んだ

思い出だけで生きてゆけるか

腹も満たされぬ

心もむなしく

 

それでも

思い出される

1人ではなかったことが

すべて

 

折に触れ

思い出される

君といたことが

すべて

 

菜を踏んだ

季節変わり目の営み

人の残酷と儀式

 

なんにせよ

思い出される

君がいた景色が

すべて

 

淡々と

思い出される

君がいたことが

人生の景色