おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

愛とどく

毒が回るようよ

知らない毒が

夜鳴き鳥も静まる頃に

 

触れる肌には熱持って

何方とつかぬ手を取って

 

2人 野を駆けた

少年がいつの間に

大きな背をしていたの

 

愛されるとは

こんなにも息詰まる

神も知らない贅沢な朽ち方

 

気を遣る情歌

夜風障る

昼時にも残るわ きっと

 

毒が回るようよ

愛されるとは

夜泣き続く身になって

 

気を遣るどこか

知らない果てへ

 

愛されるとは

こんなにも息詰まるものか

1人も生きられぬのが

苦しくなる夜

 

また毒が回るようよ