毒が回るようよ
知らない毒が
夜鳴き鳥も静まる頃に
触れる肌には熱持って
何方とつかぬ手を取って
2人 野を駆けた
少年がいつの間に
大きな背をしていたの
愛されるとは
こんなにも息詰まる
神も知らない贅沢な朽ち方
気を遣る情歌
夜風障る
昼時にも残るわ きっと
毒が回るようよ
愛されるとは
夜泣き続く身になって
気を遣るどこか
知らない果てへ
愛されるとは
こんなにも息詰まるものか
1人も生きられぬのが
苦しくなる夜
また毒が回るようよ