おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夏がはじまる

僕なりの恋を

夏はじめに終えたとき

帰りの上り路は

足重くてさ

 

辿りつけば

草むら向こう海が待ってる

知ってても

思い出も

鬱陶しくなってさ

 

君の手紙捨てようか

番号忘れてしまおうか

めぐらせたバスの中で

噎せた暮れどき

 

何も残らなかった恋が

終ったというのに

夏がはじまる