おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

愚かし海町

素直な心は捨ててきた

元々持っていなかった

みんな海町に

夢を持ちすぎなのよ

 

古いフェリーが

いつの間に役目終えたんだろ

少しばかり洒落たのに変わっていて

 

酔わなくて助かるかなと

慣れなくて心地わるいなと

 

どちらにしても文句を付ける

そうか此方の問題ね

 

暗くて怖かったトンネルが

今は一瞬ですり抜けてゆける

かといって夢に見るは見る

水に追われて逃げ遅る

 

何をしたでもないのに

後ろ指をさされた

その感覚は

目線は空気は

 

消えないものよ

消えないものよ

 

みんな田舎町に

夢を持ちすぎなのよ