おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

わびしの月

望みが途絶えた日に
僕は思ったのさ

すべてぐしゃぐしゃに

こわれてしまえと

 

皮一枚つながる月

必死で抑えこむ弓

心などはこうやって

しんでゆくだろ

 

振りかぶって投げた

もう追う気力もなく

ただただ打たれた球

草むらに消えたかな

 

それも夢で

どれも夢で

 

人のうちにいると

けだるいのに

ひとりでいると

わびしもので