おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

青春のない僕らは

カレンダーが埋まってゆくけれど

その時が楽しいだけで

ふと振り返るまでもなく

虚しい虚しい時のたわごと

 

青春のない僕らは

空も風も敵のごとく

何されたでもなく憎むでしょう

虚しさが増すこと知っていても

 

鳥鳴きの帰り道は歌なぞって

夕焼けも小焼けも沈みゆけ

ふと足止めてしまうなよ

虚しい虚しいとまた気づくから

 

青春のない僕らは

これからの希望も一緒に失った

自分と未来はどうにでもなると

明るい人の言葉が染みない

 

青春のない僕らは

彼是御託を並べるうちに

そのうちに必ず死んでゆく

分かっていても取り戻せない

 

青春のない僕らは

明日も昨日も歌うまい

ただ背伸びもできず

かといってしゃがみこめずに

 

失意のうちに年老いてゆく

青空が憎いと

ひっそり歌いながら