駅の北ひがしの端
くぐれば開ければ
博多に似ている気がしてね
都会の形式に在り乍ら
懐かしさを備えた不思議の駅
朝行く人の波に従順に
入りこんだのは10年ぶりか
これが社会に生きるということ
一端だけでも知った気に
肌はまた赤く乾き始めるのに
容赦なく太陽来るからさ
逃げも隠れもできないけれど
せめて落ちこむくらいさせて
駅の裏行き高速の下
横断歩道渡っても
博多に似てる気がしてね
勝手に当て込んだら
何処かの誰かには
怒られる気がするけれど
もういいや大雑把で
そんな気がしただけで
生活を続けてもいいや