罪つくりが早かったから
あとはどう拭ってゆくかの
たとえば皆が青春や
あるいは欲に溺れるころ
もう何周かしたかのように
償い繕い
恥じ入るだけさ
教室は似合わない
家にも居たくない
海なんて爽やか以ての外
あぁ連れ出してくれないかな
この島と言わず国と言わず
星ごといってくれて構わない
罪つくりは恥の始まり
拭うのに何十年かかろう
たとえば人が日常や
生身の欲を貪るころ
憑りつかれているかのように
天に神にと
呼ばうだけさ
ビル街は似合わない
野にも出たくない
風なんて吹くだけで
感じすぎて
あぁ抜け出しても怒られないかな
街も日々もサヨナラしたら
楽になれるって古い書が
言っていた気がするからさ