おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

さらしの夜

呑んだくれの行き場無しが

顔に似合わぬ夜をする

たまには許してよ

神様もどうせ見てないでしょ

 

陽気でハイカラな

曲はかけんでくださいな

陰気が似合うよに

出来上がった女も

たまにはいるもんでね

 

あぁ街は煌びやか

それでいい

それでいい

責めも羨みもせんからね

 

こっちはこっちでさ

酔いどおしの行き場無しが

弱い身体に鞭打って

許してよ

 

どうせ何年後かに

ぽっくり逝くのは変わらんよ

 

どっかの異国では

宵通しの歌声が

いいもんだ

いいもんだね

羨ましくもなるけどさ

 

着乱れの行き場無しさ

むしゃくしゃな夜をする

慣れてでも

慣れんでも

変わらんよ

 

変わらんよ

どうせ

 

喰いっぱぐれの無いよに

せんといかんね

どうせ生き恥さらすこと

決まっとるんやから