女は爛漫でなければならないと
昔の誰かが決めたのならば
貴方に相応しいかどうか以前に
恋する資格もないということで
良いかしら?
誕生日に電話を寄越す
それが正しい人であり
愛される条件だと思っていた
間違いだったけれど
明日は大人しくしておくわ
女は幸せになれなければ
掴んだつもりでも消えるのなら
貴女に相応しい人なんて
探しようがないじゃない?
どうかしら
雪もない西国には
ただの少しの寒さだけ
飯炊くだけの人手だと
何十年前の云いかしら
女は爛漫でなければならないと
昔の誰かが決めたのならば
もう女ですらないとして
ひっそり過ごすしかなさそうね