おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

季節騙しは後にして

寒さを見送ったって

春見たって

風に吹かれることはわかってるから

髪を切ろうって

思い切ったって

肩上にはできない

 

意気地なし

いつのまに

生きてゆけないよな気が

当たり前に

 

安物買いの銭失いを

何度繰り返せばわかる

手に入れたって

消えてくことも

それだけ学んでさ

 

季節はもう巡るんだって

昔の人が言ったのは

何年か生きたから?

何生かしたから?

 

私にだって

意識のあるうち

わかるのかしら

 

覆水盆に返らず

ならば

最初に気づくのは無理な話で

少しずつ探るように

生きるしかないじゃないか

 

どこかの歌で言ってたのは

そうかこういうことなのかしら

わかってもなお

生きてゆける気がしないのは

なぜなのかしら

 

春を見たって

きっと大地に立って

生きてゆくほかないのかしら

神様だって

投げて寄越すじゃない

こっちだって

好きにするわ