おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

あの女

およそ受け入れられぬ

平たく言えば嫌う女がいた

落ち込む人間にケタケタと

無神経に笑いかける奴だった

 

明るさが正義なら

卑屈になるまでもなく

此方は邪魔者で

 

愛される者はいないのだと

堂々と講釈垂れてきた

愛されなかったこともない癖に

 

無神経と神経質が争っていたら

必ず後者に肩入れしようと

決めた切欠の女だった