おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

奇し契り

あなたの人生全てが

私のためにあったなら

どんなによかったかしら

 

季節が何と言えない移ろい時は

馬鹿げた夢を見るものね

 

愛の正体を知らずに

思い描くだけだった少女の頃のよう

繕う間もなく解けてゆくから

 

私の人生全てが

あなたのためにあったなら

どんなによかったかしら

 

身を捧げる心づもりは

幾らでもあるのだけれど

 

愛は一度の過ちも持たず

致し方ない身の上さえ拒むの

あなたじゃなくて私がね

 

互いの人生添うなら

季節日和くらい定めたいわ

運命などと甘く呼ぶには

不可思議降り積もりすぎたのよ

 

あなたの人生をください

私の人生をあげるわ