あなたの人生全てが
私のためにあったなら
どんなによかったかしら
季節が何と言えない移ろい時は
馬鹿げた夢を見るものね
愛の正体を知らずに
思い描くだけだった少女の頃のよう
繕う間もなく解けてゆくから
私の人生全てが
あなたのためにあったなら
どんなによかったかしら
身を捧げる心づもりは
幾らでもあるのだけれど
愛は一度の過ちも持たず
致し方ない身の上さえ拒むの
あなたじゃなくて私がね
互いの人生添うなら
季節日和くらい定めたいわ
運命などと甘く呼ぶには
不可思議降り積もりすぎたのよ
あなたの人生をください
私の人生をあげるわ