おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

焦らせる日の暮れ

おおよそ この世の枠組みの中で

生きていける気がしないと

悟ったというより

胸が詰まって気持ち悪くなった

その瞬間にも現実での生活は

営んでいかないといけない

 

金を稼がないと

人と関わらないと

衣食住ととのえるのは勿論のこと

文明の中にある人間として

律して意味を求めて

心情を宥め

凛とする理由を作り

 

己の身体なり精神なりを

酷使してゆかなければ

 

そんな難しい事考えずに

目の前の今を生きるだけよと

笑っていた人がいたけれど

その境地に辿り着く前に

死んでしまいそうだ

 

血は別として魂の繋がりの決してない

煩わしい声とは縁を断った

代わりに何が何でも己の力で

生き延びるなり朽ち果てるなりを

ふんじばっていかなければならない