つまずいた草むらはもう無い
傷ついただけなら治る
止まない雨の戯言より
今この呼吸を整えたいの
騙しだまし生きてきたから
幼ごころも処理できてないの
色んな思いが浮かびすぎて
どれを拾えばいいかわからないの
どちらにしても
あの草むらはもう無い
帰って癒すことも
蹴り飛ばして忘れることも
できないでしょ
階段の壁は傷つき
痛みを覚える子がいること
たとえば殴られなくたって
そういうこともあるのよ
生まれ着いたことを悔やむな
いつまでも子どもぶって嘆くな
でもね置いてきたものが多すぎて
このままじゃ進めないみたい
どちらにしても
家はいつか居なくなる
私が先だとしても
世界が終結を望んでも
致し方無いでしょ