おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

宵節

宵も宵

夢ばかり見ていたら

暮れるどころか寝静まる

地は地

届かぬ星月を眺める暇あれば

もうお眠りなさい

 

宵きても

眠ってしまえば良い夢が

見られるとは限らないでしょう?

だから必死の生き通し

果ては疲れて堕ちるけれど

 

宵よ来い

さあ待ち望んで戦争だ

心と心

気と気は

いつまで経っても決着つかぬもの

 

宵はまだ

続いてゆく風情

一個人に対抗できるわけもなく

只々静やかに堕ちてゆくだけの情話