おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

沈みこむ自我

身を隠したくなったのは

いつからかしら

何にも悪いことしてないのにね

息苦しさが付き纏う

物心つくより先に来た

 

海が好きなのもほんとよ

風恋しも本音なのに

 

遠ざかる

遠ざかる

明るく優しいものはすべて

身を潜めて

息を潜めて

静かに終える

一日も一生も

 

悔しくはあるけれど

付き纏うのよ性分

どうしても、ね

 

例えば幼いころならば

炬燵に隠れて

大人に探されるような

無邪気もあったのに

同時に昏さが居たのかしら

 

甘いもの好きもほんとよ

君恋しも本音なのに

 

遠ざかる

遠ざかる

愛しく柔いものはすべて

鳴りを潜めて

心潜めて

またも閉じてゆく

一日も一生も

 

そうね

生涯 一度くらい

堂々と歩いてもみたいけど、ね