おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

Sunday after...

気怠い日曜の朝も

黄緑の電車はけたたましく

窓開けて無理やり聞かされた気分

中途半端な曇り空

 

そう簡単には起きあがれない

ぐぜる子どものようになる

片や くすっと笑って

みんなこんなもんだよって

 

ほんとなのか

なぐさめなのか

分からないことばかり言うよね

 

1日が上手いこと過ぎてゆく

振り返った時に満たされる

そんな理想を幾ら持っても

決まりきった生活とは程遠く

 

今日も後悔するために

時間を重ねているようで

これが恋だとか言う前に

不機嫌を預けてるようで

 

少し日が差してきた頃には

もう昼を過ぎている

ランチだのブランチだの

名前は知らないけれど

軽く何か食べようか

 

世紀末を乗り越えた僕ら

目まぐるしい時代を生きる僕ら

そんな畏まった命題が

急に降ることもある

日曜のTV

 

笑っちゃうくらい真剣に見てるの

らしくないな

君のらしさを知ってるつもりになるのも

良くないな

 

1年があっという間に過ぎてゆく

何度か重ねればもう斃れる

そんな悲観を幾つ持っても

味気なくも苦しくも生活は続く

 

いつか少しは良いものだったと

人生を振り返るように

これが恋だと言い張って

機嫌よくやりすごしてゆこう

 

あぁ

いいじゃない今日はSunday

泣き崩れる必要もないわ