おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夏初めの真夏

まるで真夏のような錯覚を起こす

暮れきってからよりも

暮れはじめのほうが

暮れているのに似て

また屁理屈を捏ねた

歪んだ背に日の差す

 

どうしたもっと来てくれていい

恋よりも恋ね

 

皐月、心はもう持ってかれて

真夏日まで待てないみたい

駆けだすには少し

大人になったけれど

構わないで

すっと笑ってみせよっか

似合わないけどいいじゃない

 

明日も晴れ、真夏の匂いは

この夏初めに居る