おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

初恋の声色

また纏わりつく

離れる気もない声を

胸に残して眠ろうか

夢に見るくらいなら払おうか

 

宵闇もまだ明るい気がして

都会に恨み節も格好悪いから

 

今じゃもう遠い

場所も時間も果てのよう

思い出してるよ

途切れ途切れのラジオから掬いとって

あなたの歌を繰り返ししみこませたから

消えないんだろうなぁ

 

低く胸にくる

そして摑んでゆく声を

好きだとそのまま言ったなら

世に許されるだろうか

 

カーテンを閉めて気取っても

都会の晴れやかは漏れくるようで

 

今じゃもう遠い

思いも考えも尽きるよう

辿りつづけるよ

途切れ途切れのラジオに耳澄ませて

何から何まで思いまでしみこませたから

消えないんだろうなぁ