おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

胡蝶の春

眠っていた気がしたのに

覚めた夢

誰彼と伝えきれず

 

空は久しぶりの雨模様

匂い、意地っ張り、背格好の似た

誰にも言えない神の気よ

 

胡蝶の春を思えば

身体の痛みさえ柔く

きっと貴方はいつまでも闇にいるのね

 

ぼんやりとした頭では

解けないわ

またすぐに消える

 

バスの色まで覚えてても

3年、ゆうに、過ぎたからには

簡単には戻れない

フラッシュバックも

 

胡蝶の春に告げるわ

魂が生きているうちに

そうね貴方はどの空でも姿隠せるのね

 

胡蝶の春に過るは

またぶり返す冷えのよう

もっと貴方に呼びかけたい

届かないならなおのこと