読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

秋の夕暮れ

歌詞

散る葉に心摑まれ

真冬より怖いのは何故

 

まだ生きているのに

ひと風ごと

肌に胸に来る予感

 

秋深まれば揺れ惑う

 

言の葉に縋りひとり

冷えゆく季節の前

成す術なく

 

秋の夕暮れは私を覆い

心は何処まで行くのか

何の夢でもない浮世

辿りながら暮れる

 

沈む日 街を赤く

ひと筋だけ悍ましさ覚え

 

あぁそうか

逢魔が刻

美しさに紛れた道

 

―さぁ通りゃんせ

 

秋の夕暮れ 私を飲み込み

心が何を叫んでも

心が何を叫んでも

夜半より深い闇が呼ぶ

 

秋の揺らぎよ

暮れゆく引力(ちから)よ

合わさり

この世で一番恐ろしい時をつくる

 

秋の夕暮れ 私を追い込み

心穏やかな春の日が

鮮やかに過ぎゆく夏が

凍てつく冬さえ恋しい

 

秋の夕暮れ 私を呼ぶのなら

いっそ惑わぬほどの力で

何の夢でもない浮世

辿りながら暮れる

夏、Nagasaki

歌詞

宝のような時は過ぎ
誰にも云えぬかなしみが
真夏の空へ向かうから
心まで焼けてしまいそう

斑模様の木々の影

揺れて何を問う

あの日突然街は終り

途絶えた息のつづきを
生きるのか

太陽に恨みなど

人の罪に終焉など

私は今ここに立ち
知らない、焼けた空を思い出す

数十年の時を過ぎ

どうしても癒えぬかなしみが

埋まる地の上にただ
十字が在るだけでは
思いを馳せなければ・・・

宝のような時は過ぎ

残虐を、身を以って、知らぬ私が

何故に咽ぶか夏空よ

揺れる木々、この地の上

十字がただそこに在るだけでは
思いを馳せなければ・・・

宝のような時は過ぎ

真夏の空へ向かうから

日向の夢―The dream of a butterfly―

歌詞

また夢を見てたみたい

陽のあたる丘の上

涙は消えたみたい

ただ遠い空に

 

目覚めたら

やわらかな陽をこの背に受けて

手繰るように思い起こすほど

何故にぼやける

 

注いだ雨が消えたのか

初めから無かったのか

 

また夢を見てたみたい

気がつけば雲の上

そんなこともある世界

そんなことばかりの世界

 

記憶など何処にもない

ありすぎて抱えきれない

 

まだ夢を見ていたい

陽のあたる丘の上

涙は消えて

今にやわらかな光となり

 

ただ夢を見ていたい

陽のあたる丘の上

涙は消えたみたい

高く遠い空に

 

―また夢を見てたみたい

liar

歌詞

酔うわけでもなく
ただふらつく足引き摺り

雨に濡れた夜の道を辿るだけでも
癒せないや

liar
1人でも 
抱いてくれる腕を探した夜

liar
嘘でも
結ばれたいなどと願ってしまった夜

嘘でも
1人でも
liar
liar

なぞる指絡む時
苦しみさえ証に

あなたじゃない
誰かじゃない
神様でもなく
自分への

liar
もういいよ
好きなだけ抱いて壊してほしい

liar
何処かへゆけるなら
いっそ手段は選ばないわ

嘘でも
この身に余る

liar
1人でも
抱いてくれる腕に縋った夜

liar
嘘でも
救われたいなどと願ってしまった夜

嘘でも
liar
liar
liar

産声を上げた時の記憶が無いのは

歌詞

産声を上げた時の記憶が無いのは
何もかも分かったつもりにならないためだ

人いきれ 街の音に
お前を刻む
ともすれば驕る身に
卑しく脆き身に

己が正しいのだと 全ては浸れぬ分
間違っているのだと 全ては責めぬよう

産声を上げた時の記憶は無いのだ

目を閉じ浮かぶ人もないのに
ただ 夢見の悪い朝を迎えるだけの君が

愛されていたという保証もないかわりに
愛されていなかったという確証も持てぬよう

産声を上げた時の記憶は無いのだ

産声を上げた時の記憶が無いのは
何もかも分かったつもりにならないためだ

雨の讃歌

歌詞

雨の音に夢は破れ

雨の音に愛を知る

雨のにおいのした町を忘れるはずもない

 

雨よ

雨よ

雨よ

どうしてあなたが生まれたの

雨よ

降り注ぐ今の身に問うでもない

 

雨が降ることで

夢を見られるの

時に遣らずの雨

 

雨よ

雨よ

雨よ

この世の無情を晴らすよう

雨よ

降り注ぐことが天にできる全て

それを受けることがこの世の全て

おもい

歌詞

生きてゆくことへの発作が止まない

春風や陽差しさえうっとうしくて

 

たったひとつの身体で生まれ

ブチこまれた感情が多すぎるのか

誰にも伝わらないことくらいもう気づいてる

 

さぁ時よ流れてゆけ

一瞬に100コの思いと対峙しながら

まだ胸をおさえてゆけ

だましだましの日常 続いてく模様

安らぎは遠く

 

奏でられる音色に心はとどまる

捨て去りたい世界に最後の一葉

 

だって小さな身体でこんな

あらゆる感覚が研ぎ澄まされた

祈るより先に1つずつ鎮めてゆかなけてば

 

まだ時は流れてゆく

一瞬でこんなに重い感覚に堕ち

そしてまた引き上げられる

自由自在の神よ

私はずっと定めに沿って