雨上がりを好きになれない日

心の中で打ち鳴らした雨

想像だけで息も止まるほどだと怯えた

だけど

実際の雨風を前にして

やはり思考のほとんどは杞憂なんだと脱力する

 

自転車で駆け出したい昼辺も

教室に入れなかった震えも

確かに愛してくれた人も

幻ではなかったけれど

月日が経てば消えていく

 

皮肉にも

荒れた天に教えられる

大丈夫

目の前にあるものだけで生きていける

生きていていい

ただ辛くなったときだけ

理想を描いて浸ってやり過ごす

そんなズルさが

君には丁度いい

 

ひと荒れした後に明ける空

希望のように歌い続けた人

喜ばないといけないのかな

本当は淋しいのに

穏やかさに戻る

 

隣の部屋には誰かいる

微かに聞こえる声が耳障りね

お互い様だったとしても

身の丈に合わない世界を

描いたりして紛らわす

 

幸福にも

いろんな種類がある

大丈夫

死ぬまで満たされないはずだから

生きていていい

不幸に堕ちて浸ってやり過ごす

利用してやるくらいの

気持ちでいい

 

彼の歌は心地よく

皆の心に響くのだろう

どこかに希望を残すそのやり口が

きれいすぎて

好きになれない

そう言わなければ

 

皮肉にも

荒れた天に教えられる

大丈夫

目の前にあるものだけで生きていける

生きていていい

ただ辛くなったときだけ

理想を描いて浸ってやり過ごす

そんなズルさが

君には丁度いい

いいんだよ

呼びかける 青い季節

かなしみなど越えてゆけるから

1人で生きてゆけるから

呪文を唱えれば救われる?

青い季節(とき)

 

ひとつ息をすれば 崩れ落ちそう

狭い校舎に閉じ込められたみたい

 

あのセーラー服の私

どんなに遠くても

どんなに遠くても

そこに存在して(いて)くれるなら

迎えに行くよ 今すぐ

 

桜色の道を歩いても

過ぎゆく夏 追いすがっても

満たされる気配がない

立ちすくむ 青い地球(ほし)

 

ローティーンのまま ずっと止まった時が

広い宇宙よりも支配してくるの

 

あのセーラー服の頃に

どんなに望んでも

どんなに望んでも

届かなかった場所に

今 立ってるのに

 

かなしみなど越えてゆけるかな

1人で生きてゆけるかな

 

呼びかける

XXX

 

あのセーラー服の私

どんなに遠くても

どんなに遠くても

そこに存在して(いて)くれるなら

迎えに行くよ 今すぐ

息吹の中

春風に立ち 空を見る

どれだけの涙が流れたか

 

人々にとり 僕は何

問いかけるほど分からなくなる

 

ただ1人立つ丘は 神も見えぬ

どこからか鐘の音が

きっと幻

 

何十年の生命を託され励むのに

一瞬毎の色を成す

胸に住まう息吹

 

この人ひとり在るために

どれだけの涙が流れたか

遠ざかるより繋ぎたい

人々の手に 神の目に

 

揺れる葉に触れてもその根は見えぬ

どこまでも孤独だと言い聞かせる

 

春風が吹く中で望み望まれるなら

思い出や涙さえ捨ててしまえるよ

 

人々にとり僕は何

問いかけるほど分からなくなるけど

 

それでも1人生きるより

どれだけの涙を流しても

 

遠ざかるよい繋ぎたい

人々の手に 神の目に

 

春風に立ち 空を見る

幻影

熱はじわり、上がってくるようだ

考えたくもないけど

誰も助けてくれないから

途方もない空間に思える

四畳半すらない部屋

 

うっすらと愛らしきもの

手紙をもらったから

あぁそれでか

道理で体が反応するんだ

胸糞悪いとすぐに綻びる

防衛、病、救護、悲嘆

どれであっても楽ではないな

いい大人が囚われてるな

 

熱はぐっと、上がっていくようだ

考えすぎて燃えるよ

誰も助けてくれないこと

どん底で気づいて早5年

感覚がなくなってゆく

 

返しもしないのに

電話の声が痛い

あぁまたか

道理で頭の奥が痛む

闇ならいつだって引き出せる

現実世界の金よりよっぽどお手軽だこと

小さい苦痛を飼ってるようだ

いい大人が無様にも

 

防衛、病、救護、悲嘆

どれであっても楽ではないな

いい大人が囚われてるな

チャイム

心の休まらぬ日曜の暮れに

通りかかった学校の

いつかに似た姿に

 

聞こえぬチャイムが響いたのは

精神の未熟と記憶の確かを

ずっとずっと持っていること

これからも付き纏うこと

 

日は翳り

闇来ても

まだ音だけ生きるのだろう

身を捩り

苦しむほど

あたたかに思えるだろう

 

狭い部屋に辿り着いても

体の熱が止まないから

どこかで断ち切らなければ

 

感じるチャイムが幻かは

自分で決めてもいいはずで

遠く遠くなっても1人

頭の中で唱えれば

 

日は去り

闇の町

取り憑かれたようにずっと

身を呈し

鳴らし続け

本物に思えるよう

 

眠りの前

部屋の隅

いつのチャイムが続いているのか

身を抓り

確かめる

あたたかく思いたいよ

タマシイノウタ

悲しいなら悲しいまま歩いてゆくことも

 

正しさはまだ何処にも見えず

夕暮れの鐘の音ひびく

 

 

何も成せぬまま巡る月日は

いつか私を傷つけた人のせいにして

 

この手をのばすよ

この耳すますよ

 

魂のうた 忘れるな

歩いてゆくことは

課せられた ただ1つの生きゆく術だろう

 

今は闇夜にうずくまる時

並べられたキレイゴトを破り

 

感受性(おもい)が深く生きにくいなど

自分で言うことじゃないよ きっと

 

誰かに預けて

私は私の

 

魂のうた 忘れぬよう 歩いてゆくことだ

与えられた四肢とこの胸の奥 信じるよ

 

いつまで経っても着かぬ未来へ

 

魂のうた 聞こえるよ 歩いてゆく心

課せられた 私という運命を全うするため

 

魂のうた 忘れずに 歩いてゆくよずっと

与えられた四肢とこの胸の奥 信じるよ

この星の独りごと

いつか呼びかけた神の

沙汰無きこと

どこまで肥大化させて

虚しさも一緒に

 

コーヒーは飲めないし

車にも人にも酔うし

 

この星の楽しみ方を

事前に誰か教えてくれてれば

まだ空ばかり

空の向こうばかり

心持ってかれずに過ごせたかな

 

この嘆きも

独りごとさ

 

胸に忍ばせた十字の

冷たいこと

いつまで一方通行

願い祈りを持って

 

何も無いのに寒気が走るし

ふと気付けばぐっと熱くなるし

 

この星のやり過ごし方を

下手なりに覚えてこれたら

まだ胸ばかり

胸の奥ばかり

ぎゅっと念じずに過ごせたかな

 

この嘆きもまた

独りごとさ

 

いつか呼びかけた神の

沙汰無きこと

意識の中だけで

1人だけで

会って

そんな気になって

 

虚しいだけさ

独りごとさ