おとのは ことのは

歌うたいのふうかです。詞や曲を載せています。

届かぬ空

手を伸ばし

届かぬことを確かめた空

まだ見えぬうちに

 

果てた夢

本当に果てたのかと問う

ほら 疑問符が残る

 

僕たちは意味のない命を揺らしたわけじゃない

今 届くかも分からぬけれど 歌う

 

手を伸ばし

届かぬことを確かめて なお

揺れる命

ほら 目指せと

今 歌うよ

手を伸ばし

 

地に足をつける感覚は叶わず

ほら 遠ざかるばかり

 

狂いすぎた

本当に狂ったのかと問う

もう 分からなくなる

 

僕たちは何度でも宙に浮き

そして 地に戻り

今 叶うかも分からぬけれど 生きる

 

地に足がつかぬのなら

なおさらのこと

生きるしかない

ほら 行くんだ

今 進むよ

地を踏みしめ

 

僕たちは 意味もなく声を上げて生まれたわけじゃない

今 運命に従い歌う 歌う

 

手を伸ばし

届かぬことを確かめて なお

揺れる命

ほら 目指せと

今 歌うよ

手を伸ばし

闇がくるまでの話

夜半、安心に変わる

あぁよかった

また変な時間に眠ったおかげで

恐ろしい暮れをやり過ごせた

今日は感じもしないまま

いつの間にか過ぎてくれた

 

夜に押しつぶされそうなんて

笑っちゃいそうよ

なんにも怖くないじゃない

闇に入ってしまえば優しいものよ

 

暮れの怖さを、

暮れの怖さを、

知らないんでしょう?

だから夜に怯えるなんて

ぬるいことが言えるのよ

 

異国の歌を流しているの

夜中、それはどこまでも胸に入る

比べるには違いがすぎるけど

5時の夕焼け小焼けからすれば

いつだってやわらかく響くわ

 

闇が怖いだなんて

とってつけた呪文よ

真の惑い道は黒じゃない

グラデーションの中にあるものよ

 

暮れの灰色、

鮮やか赤も、

ぼやけて誘う

だから気づきもしないまま

連れて行かれるのよ

 

否、なんなら自ずから向かうのよ

 

浮世で1番の恐怖を

まだ来ぬと気を抜いて

その歩を自分で進めていると

勘違いしているうちに

 

暮れの残虐、

手並みの鮮やか、

ついて行くのも一興だって?

冗談じゃない

確かに持って心を

 

やがて夜半に

安心が来るわ

それは漆黒、

優しい闇

Rロード

すぐに泣いちゃったあのコを笑うけど

明日どころか今日は我が身よ

環七ぶっ飛ばしたけど

晴れる気も晴れない

 

だって

安定も尊敬も矜持も罪も

ごった煮にしてるみたい

どうせ

傲慢も友情も卑屈も嘘も

バレないし

とっくにバレてる

 

いったん帰って落ち着かせようか

ずっと北へ向かって

ぶつけて姿消そうか

 

乱暴な考えは頭ん中で

いくらでも描けるものだけど

ハンドル握るので精一杯でしょ

現実はそのくらいよ

 

だって

どうやって生きたって変わり映えのない

思い切ってみるのも

どうせ

粉になって消え去ってゆくって知って

足掻くのも

バカらしいじゃない

 

いったん帰って何か食べなよ

粋なラジオに連れてかれて

そのまま姿消そうか

 

夢オチに期待するくらいしか

残された道はないの?

人前で叫べないからって

人生閉じるわけでもあるまいし

 

だって

安定も尊敬も矜持も罪も

ごった煮にしてるみたい

どうせ

傲慢も友情も卑屈も嘘も

バレないし

とっくにバレてる

ひと思い ひと歌い

どうしたってこの世の実感は

受けられないようにできているの

 

ただ虚ろなだけじゃない

狂っているわけでもない

 

誰も言ってくれないから

ひとり言い聞かすに限る

こじつけながらでも

日常をこなしてゆくしか

 

神と世を繋ぐ

負った使命の激しさと

人知れない虚しさが

絶えず、絶えず、

くる夜は

 

遠ざかる彼の地の感触は

幻かと錯覚させるの

 

まだ記憶は保てるか

もう薄れて消えるか

 

誰も呼びかけてくれないから

歌うたいに化けるのか

どうせ限りのあるけれど

道化、するには長いのだから

 

世と神を繋ぐ

負ったことさえ不確かな

我知れず苦しさは

絶えず、絶えず、

流る血は

 

神と世を繋ぐ

負った使命の激しさと

人知れない虚しさが

絶えず、絶えず、

くる夜は

 

世と神を繋ぐ

負ったことさえ不確かな

我知れず苦しさは

絶えず、絶えず、

流る血は

戯れ言言う魂

人の死ぬ夢はよく見るものだ

ベースの低音が迫って来るように

すぐにでもそこにあると教えているのか

不要なことだ

 

わかっている

産まれ堕ちた時から

わかっている

産まれ堕ちる前から

 

何度も転生した魂を

甘く見ないでくれ

 

老婆のような物言いで

仙人のような物思いで

幼い日から過ごした不思議が

今、解けようとしている

 

人の思うことは大抵わかるものだ

映画に出てくるような能力でなし

当たり前のように察する

察せずにいられぬものか

 

息づいてる

産まれ堕ちた時から

息づいている

産まれ堕ちる前から

 

何度も荒波に耐えた魂を

甘く見ないでくれ

 

少女のような危うさで

神童のような不思議さで

死ぬ直前も過ごすのだろう

今からもう、わかっている

 

驕り高ぶった者と言われればそれまで

元より

万人にわかる感覚ではないと

知っている

 

老婆のような物言いで

仙人のような物思いで

幼い日から過ごした不思議

 

何度も転生した魂を

甘く見ないでくれ

町をあるく

船を降りたときからもう

町の風にあてられてたんでしょう

汽笛に送られるんじゃない

こちらが見送るのよ

 

この町に足を着けた

 

潮風に泣き

歩いてゆくの

遥か昔の遥か遠い国の

空気まで包む町よ

あなたを傷つけるはずがない

 

高台に上れば

夜景の綺麗な町よ

だけど慌てて行かなくてもいい

まずは、ゆっくりさるいてみて

 

この町を好きになるから

 

小さな橋を渡り

歩いてゆくの

悲しいこともわずか昔に

激しすぎるほど受けた町よ

あなたの祈りも、しかと

 

潮風に泣き

空は晴れるわ

遥か昔も今のあなたも

必ず生きる町よ

ここに足を着けたからには

野に降りたゆめ

なげきつづけて花飾り

むだにしたから飛んでいったの

もう誰も信じないけど

移ろう風くらいいいじゃない

 

弱くなるのは一瞬ね

はちみつティーもあわないなんて

もう末期

うずくまって

そこから始まる、を唱えた

 

静かに座っていた野

愛おしくもない花を編んでさ

穏やかな世だといいきかせたの

鳥のこえもかき消すほど

風は無をうたった

 

タイムトラベルのその盛り

なんてことないベッドのうえ

また勘違いをしてしまった

いつから寝てたの今もなの

 

強くなろうと煽るうた

嫌いよ嫌い

世もすべて

そこの思考を止めなきゃね

愛おしいものあるはずと

 

急に風強まった野

汚らわしい俗世が流れこむなら

身を埋めることもできよう

それを留めるのは昔見た陽

胸に流れくるうた

 

穏やかを装っていた野

愛おしくもない花を編んでさ

お互いさまだね

いいきかせれば

花飾りを散らさぬよう

風は静かに行った