この星の独りごと

いつか呼びかけた神の

沙汰無きこと

どこまで肥大化させて

虚しさも一緒に

 

コーヒーは飲めないし

車にも人にも酔うし

 

この星の楽しみ方を

事前に誰か教えてくれてれば

まだ空ばかり

空の向こうばかり

心持ってかれずに過ごせたかな

 

この嘆きも

独りごとさ

 

胸に忍ばせた十字の

冷たいこと

いつまで一方通行

願い祈りを持って

 

何も無いのに寒気が走るし

ふと気付けばぐっと熱くなるし

 

この星のやり過ごし方を

下手なりに覚えてこれたら

まだ胸ばかり

胸の奥ばかり

ぎゅっと念じずに過ごせたかな

 

この嘆きもまた

独りごとさ

 

いつか呼びかけた神の

沙汰無きこと

意識の中だけで

1人だけで

会って

そんな気になって

 

虚しいだけさ

独りごとさ

彼のように

 本当に優しい人は

きれいな言葉を吐かない

感じとってしまうから

渦巻く痛み汚さを知っていて

 

庇うように

それでいいとだけ

全力でくれる

 

小さなことは笑い飛ばせ

伸びやかに生きてゆけ

何度言われて

何度出来損ないだと自覚しただろう

彼女を

 

美しいと

言ってのけた

底から救いあげるような言葉だ

 

本当に優しい人は

きれいな言葉を吐かない

 

庇うように

それでいいとだけ

全力でくれる

 

やわらかく救う

重荷をなくせないまでも

それでいいと

ふっと軽くする力の

なんと尊い

 

彼女を救う言葉のなんと

優しい

私の魂をかえして

私の季節をかえして

私の魂を

いつのまにか動く

この街も時も

 

私だけ失ってしまったの

 

―a man can easily kills a woman's soul. alas,it's the truth

 

涙も枯れた頃

また息苦しい涙が

 

私の季節をかえして

私の魂を

 

世界中から責められてるよう

1人きり朽ちてゆくのか

 

―a man can easily kills a woman's soul. alas,it's the truth

 

救いなどどこにもない

私を残して季節はゆく

 

―a man can easily kills a woman's soul. alas,it's the truth

 

涙も枯れた頃

また息苦しい涙が

subconscious

あたたかい記憶がゼロならば

すんなり外れて歩けた道を

だましだまし逸れずにきたの

今になって噴き出してる

 

泣けど喚けど消えないような

陰陽に揺れて千切れるような

 

間違ってますか

夢に見せるほど

郷愁も懐古も葬ったのに

 

私が1人ではなかったことを

だけどほぼ苦しみばかり与えられたことを

捌けないから

いい大人になってまだ

呼びかけるのですか

 

好きに生きればいいという天使を

縛りと常識で固められた悪魔を

飼いならせないから

齢重ねてもずっと

引き摺るのですか

 

泣けど喚けど消えないような

陰陽に揺れて千切れるような

 

幸せそうな人を見ずに

自分すら省みずに

ぼんやり今生果たせたら

 

だけど証がほしいなら

与えられた苦しみも

わずかなあたたかさも

持ち歩かなければならないのですか

 

間違ってますか

夢に見せるほど

郷愁も懐古も葬ったのに

 

泣けど喚けど消えないような

陰陽に揺れて千切れるような

音楽の理由

NO MUSIC, NO LIFEを掲げる街の真ん中で

叫びたいけど叫べないこと

生まれてこのかた抱えたものを

 

誰か聞いて

胸の底まで分かって

大丈夫だって言ってよ

 

どこまでも自分勝手が

たった1人で暴走してるだけさ

静かに

理由なんてそれだけ

 

NO MUSIC, NO LIFEの美しさ、そう眩しさに

こんな汚い魂が同類項には入れない

 

誰か聞いて

言いたいことが山ほどあるの

気づいてくれるだけでもいい

 

NO MUSIC, NO LIFEを掲げる街の真ん中で

必要だからやるんじゃなくて

湧き出たものがソレだったの

 

誰か聞いて

胸の底まで分かって

大丈夫だって言ってよ

 

捻くれ屋の自意識が

たった1人で暴走してるだけさ

静かに

理由なんてそれだけ

川と風の日

通りすがりの苦しさだった

やさしい陽を受けるとは

まさかこの背も思ってなかっただろう

 

川の流れ思い描いてた

歌に出てきた嵐山

やっと来られた

1人きりだけど

誰にも知られぬように

小さく口ずさもう

 

制服の彼ら彼女らには

分からないよなんて嘯いても

重荷抱えたふりをする

自分が可笑しくなるだけさ

 

通りすがりの苦しさだった

朝の風がゆくときは

少しこの背を伸ばしていたいような

 

異国の人と橋を渡る

なんとなくで安らぎを

分け合っているなんて

思いこんでみたり

 

せせらぎはいつまでも

続かないよなんて先走るクセ

ぼーっと眺めている分には

ひととき何も感じなくていいんじゃないかって

 

通りすがりの苦しさだった

優しい陽を受けるとは

まさかこの背も思ってなかっただろう

 

川を下る船を見ていた

歌に出てきたその景色だ

やっと来られた

1人きりでも

 

通りすがりの苦しさだった

思えただけでも

来てよかった

―hopeless

景色を見ないお前

この星はつまらないものだと嘆くお前

 

意地みたいになって

俯いてた隅っこの席

 

もうすぐ着く

疲れた人の群れ

ホームに飛び込む

帰りつく

別に安心もできない部屋

 

泣くな、泣くな、泣いたら負けの

戦いが今

誰も誰のことも気にしない都会で

始まって静かに終わる

 

どうせなら暮れてくれ

今日は少し早いから

夕餉のじんわりが

ささやかな懐古が

 

明日もゆく

朝から人の群れ

ギリギリ飛び乗る

行き着く

つまらないとすら吐かないままで

 

泣くな、泣くな、

泣いてもいいと歌う彼女は

素知らぬ顔で通り過ぎ

輝きの中に消えるのだから

 

泣くな、泣くな、泣いたら負けと

言い聞かすほか

誰も誰のことも気にしない都会で

息は続かない