おとのは ことのは

ふうかです。詞や曲を載せています。

針とにらめこ描く夢

手を繋いだ記憶が遠ざかるほど

もうそれが確かだったか分からなくなる

埃かぶった愛ほど美味で

つらつら理屈も重ねたくなるでしょ

 

帰り電車に揺られたら

そのまま夢に堕ちてもいいよ

 

目覚めたら遠い星

そんなことを何度も描くうち

本当になるかもね

むしろ胡蝶の夢かもね

 

あぁ日々は折り重なり

ただ僕を連れてゆく

 

脈絡のない話は続く

追いつくか振り払うか

 

吐きそうな気分だけが

長々続く常日頃

呪うなら誰

今にも息を止めそうな人にでも

いいかしら

 

つらつらと遠い思い

拾い上げて

本当になるからね

むしろ胡蝶の夢ならば

両の手で抱いて受け入れよ

傷を持っても来る日には

七転び八起きの途中で

もうあきらめてしまっても

誰も責めない

傷がわかりやすく残るだけよ

 

息を忘れた?

いいよそのまま

任せて

神でもない人に

 

預けた心

返してあげる

遠い世界に行くときは

一緒もいいね

歌だけ持って

それぞれ旅するのは

もっといいね

 

七夕飾り

忘れ物だけ

伝えて

神でもない人に

 

束ねた心

壊してなんぼ

遠い世界と思っても

一周回って

戻ってくるね

それぞれ旅したあとに

会おうね

 

傷だけ残って

食いっぱぐれの

歌を持っていこうね

天上のリズム

ふわり浮いてた

桜見降ろして

こんなこととは

知らぬの仏

 

やわらか風の

きっと吹いてる

揺れ具合で

わかるもんね

 

偉そうなこと言って

息もおろか

好きな服も着られずにいる

 

春はどうだい

こちらのリズム

知ってか知らずか踊る人

あぁ桜の木の下

その心までは見えずに

とうじんなかよ

 

ずっと浮いてた

目を擦っても

夢の気配が

そうそうなくて

 

明らか事を

持たないように

歴史がしてきた

意味が分かるね

 

壮大に語っても

聞く耳おろか

姿を留めてくれる目もなし

 

春は満開

誰でもリズム

とってよ

どこでも踊る人

あぁ桜の木の上

綺麗だけど

そんなにいいもんじゃないよ

 

閉じたらそこでお仕舞

絵本と一緒

ぶり返すこともない

春の気配は確かにするのに

片恋のように世を儚む

ことになろうとは

 

春はどうだい

こちらのリズム

知ってか知らずか踊る人

あぁ桜の木の下

その心までは見えずに

とうじんなかとよ

 

春は満開

ふわり見降ろして

こんなこととは

知らぬの仏

春の熱拾い

夕声のひびけば

春もやっと匂う

誰のせい誰のためが

遠ざかってゆく

 

咲いた花はいつも

一瞥もくれずに

だって僕の目など

気にしてもないでしょ

 

地球が刻むさまに従うよ

時計の針と狭間に少し

生まれた熱を闇を拾う

乞食のようになりたいな

 

駄目になって

寄り添って

それが死ぬとき手土産に

なるかもね

 

揺れるシャツの裾を

引っ張って取り込む

大雑把の僕に

春も風送る

 

やんだ雨はいつも

やんだあとに気づく

どうせ僕の目など

世界を濁して

 

見ることしかできない捻くれ

馬鹿みたいに持った純粋

たまに歌って泣くだけで

1日終わる子供のまま

 

枯れていって

空になって

そして死ぬとき

歌うたいに

なるかもね

 

地球が刻むさまに従うよ

時計の針と狭間に少し

生まれた熱を闇を拾って

 

涙ぬぐうな

馬鹿みたいな

それが死ぬとき手土産に

なるだろね

遠い星より、愛でない何かを

あえて月並みの言葉だけ

並べた手紙を書いてやろう

お前が覚えた怒りやら

それがそのままこの星を

 

忘れていない証拠になる

回りくどいと恨むなら

それさえ零れた何かだと

喜ぶことになる今日も

 

すったもんだの遠い星

少しは感じてほしいもの

 

今日が最後になることを

昨日から予感していたよ

そんな探りばかり

ずっとずっと昔から繰り返し

 

遠い星より

願わくも

愛でない何かを込めて

うざったい手紙を書いてやろう

 

悩め悩めとそれでしか

伝えもできぬ歯痒さよ

なんでこんなに遠い距離

置いてけぼりにはしないから

 

必死の必至で意地悪の

振りに徹したこの手紙

春に生きる少女

泣いていた記憶はないか

それは幸せに依っている

たとえ泣いていたとしても

憶えていなければ

 

縛られることなく

追われることもなく

生きられるだろう

 

少しおどけたふりをして

笑った少女があったかな

あれは心からのそれでなく

そうしなければ生きてゆけぬ

そういう者もあるとのこと

 

許されること待ち

叩かれる撃たれるような

生きた心地も

 

髪をきゅっと縛り上げ

凛とした少女があったかな

あれは元の姿でなく

そうしなければ立ってもいられぬ

そういう者もあるとのこと

 

ただただそれだけのこと

そっと夏待ち

息をつく間もなく

夏はくるだろう

お前がうな垂れても

浴衣仕立てて待ち望んでも

 

どっちだっていいさ

無力とも

自由ともいう

 

抗うことに疲れたら

すっと腰を休めてみて

うちに風鈴のかすかな音

鳴りだすだろう

消えゆくだろう

つらつら世を忌みうたうもの

また言いようのない虚しさが来た

死ぬなだの生きろだの力強げに歌われて

あぁそうかそれが自由な世だ

忌み嫌うなら消えればいい

 

教室の扉の前に置いてきた

波前の静寂に置いてきた

 

小匙1杯もない気力で

どうにかこうにか繋いでる

望まれるでもないいのち

朽ちて初めて輝くなら

 

私はそれを知らぬまま

世を忌み泣きながら逝くのだろう

 

あぁ今日が幸せだと言わなければ

人に非ずのような

日に謝意を幾つか認めて

眠りにつく人もあるらしい

 

遠くに住んでる人に思える

同じ地上だと歌われるほど

 

突かずとも折れる心で

どうにかこうにか息をする

己で愛せぬこのいのち

綺麗に当てはまらないから

 

私は異端に酔ったまま

世を去り泣きながら生まれ変わるだろう

 

輪廻転生も朧げな

私ではない人たちが持つもの

どうして身に受けられぬのだろう

朽ちること予感するだけで

 

泣きたくなるほど忌むこの世

行かば 然様であるならば


行かば 然様であるならば

 

流行り病に入られちゃ

終の寝床も敵わない

決して嘆いて生きようと

決めたわけではないのにな

 

ゆらりゆらりと揺り籠の

歌に擬え励ませど

いつか包んだ母の手も

追い瀬に縋る神も無し

 

薄い毛布に守られて

風の去るのを待つばかり

薄ぼんやりと子等の音が

ぐっと支えになる日和

 

ぶらりふらりと町あるく

そんな願いが遠ざかり

またね

誰が憶えてもくれるわけではない今生

 

行かば

然様であるならば

柔き寝床に縋るより

決して誰にも聞こえぬよう

元の元から居ぬかのよう

 

風の来し方知らぬのに

行く末だけでも知ろうなど

烏滸がましさに呆れよう

良いさ

然様であるならば

春の気、戻り雪

床に臥せて日が暮れるのは

情けないような気がして

正しくあろうとし続けたはずなのに

それがまだ何たるかは知らず

 

また溜息なら

この部屋に充満しただろう

 

窓を開けて空を見るのは

当たり前のよな遠い世界

あぁいつか飛べずとも

ただただふらりと行けぬだろうか

 

また人の声のすれば恨めし

春の気にあてられた者

 

灯りは消えて幾月か

数える術も失ったころ

移り風に朝昼夕を見て

宵は同化するするだけのこと

 

まだ残り香だけ吸って

生き延びられるだろうか

 

窓を開けて珍しく雪

桜の花を揺らす日が来るとは

いつか懐かしさに

震えるころはもう天上天下

 

また空想に目を擦る

戻り雪にあてられた者

 

春の気に

戻り雪に

泣くな嘆くなと正しさは

捨てて

 

あぁ今日を終えたことは

臥せようが駆けようが

変わらぬ尊さ

 

また街の鎮まればそれだけ

春の気にあてられた者

戻り雪にあてられた者