super star

ステージの上には確かに

背の高い彼が立っていた

同じ空間にいるのに

歌が聞こえるはずなのに

 

どうして泣いちゃったんだろう

嬉しかったからじゃないはずだ

どうして見上げるだけなんだろう

同じ時間を過ごしても

 

ただ見る側にはとどまれない

 

誰の目にも触れず

讃えられず

この世の片隅でいいから

同じ目線で同じ歌を

歌いたいと願う

 

身の程知らずもいいところ

それでも一緒に奏でたいと願う日

 

やさしいが故に

どんどん遠くなってゆく気がする

すぐそこにはもう

まったくの別世界

 

いつまで泣いてるんだろう

ほとほと呆れる自分でも

いつまで秘めたる声なんだろう

まだこの星で息をするからには

 

言いたいことがあるはずだ

 

誰の目にも触れず

讃えられず

この世の片隅でいいから

同じ目線で同じ歌を

歌いたいと願う

 

愛されたいなんて甘いもんじゃない

もっとずっと強い願い

同じ目線で同じ歌を

歌いたいと願う

夏なきあと

夏はもう行った

また巡るからと

引き風のこして

 

終われずにいるのは

みっともないかな

海が見たいな

 

声はする

まだ声がする

幻聴でも

想像でも

夏の声がする

 

裸足になって

走る砂浜も

幻かも

 

伝わらなかったアレコレを

持ち帰らないように

 

声はする

きっと声がする

悲しくても

浮かれても

夏の声がする

 

引き風

どこまで惑わすの

のこし過ぎよ

離れないよ

 

声はする

まだ声がする

幻聴でも

想像でも

夏の声がする

静音

今を生きたことなど一度も無し

 

前向きで張りのある者の

スローガンのように唱えられている

馬鹿げている

 

過去を振り返らない者は

所詮、記憶の薄く

未来を思わない者は

所詮、想像がなく

 

思ってもどうにもならないことを

思わずにはいられない

後悔や不安でできた体

 

今を生きたことなど一度も無し

 

夢や希望を語ることも無し

 

愛にあふれた日々を知る者の

唯一の正解のように唱えられている

気が知れない

 

恋に揺るがない者は

もっとしんどい揺らぎを知っている

愛に縋らない者は

信じない分、神か己か、信じている

 

一番尊いとされる類を

何番目かに追いやる

他とは決して交わらぬ心

 

夢や希望を語ることも無し

 

今を生きることなど一度も無し

戯言言う魂

人の死ぬ夢はよく見るものだ

ベースの低音が迫って来るように

すぐにでもそこにあると教えているのか

不要なことだ

 

わかっている

産まれ堕ちた時から

わかっている

産まれ堕ちる前から

 

何度も転生した魂を

甘く見ないでくれ

 

老婆のような物言いで

仙人のような物思いで

幼い日から過ごした不思議が

今、解けようとしている

 

人の思うことは大抵わかるものだ

映画に出てくるような能力でなし

当たり前のように察する

察せずにいられぬものか

 

息づいてる

産まれ堕ちた時から

息づいている

産まれ堕ちる前から

 

何度も荒波に耐えた魂を

甘く見ないでくれ

 

少女のような危うさで

神童のような不思議さで

死ぬ直前も過ごすのだろう

今からもう、わかっている

 

驕り高ぶった者と言われればそれまで

元より

万人にわかる感覚ではないと

知っている

 

老婆のような物言いで

仙人のような物思いで

幼い日から過ごした不思議

 

何度も転生した魂を

甘く見ないでくれ

日のことば受けて

日の光が差し込めば

それはもう春でも夏でもなく

ただまどろむだけ

歪んだ体のままでもいい気がした

 

許されない魂が

この世界に幾つかあるとして

その中の1つに

たまたまあたっただけなのか

 

空はいつまでたっても遠い

理想に似て

優しい人の声を忘れるほどに

ぼやけてくる

 

日の光が差し込めば

それはもう秋でも冬でもなく

ただたゆたうだけ

捻た心のままでもいい気がした

 

物思わずにいられぬのは

病ではなく才だと言って

わずかな一生で

1人会えるかも知れぬ仲間を

 

求めずにはいられないように

苦しくても

恋しがるように授ける孤独

あぁ神はまだ

 

身捨てていない

日の光をもって教えるほか

術がないなら

なんて優しいことば

それはもう春でもなく

おのがこころ

大切な人が誰なのか

もうずっと前にわかっていた

なんだかんだと病名をつける

そんなことしなくてもわかっていた

 

どうせ愛せないよ誰も

すこぶる順調 毎日は

衣食住整えばいいならとっくに

 

夜9時を過ぎたらもう

閉じよう

詫びよう

見えない敵

 

帰途も明日も晴れやしない

大切なのは己のみ

 

残酷なことに青春は

姿も見せずに消え去った

あーだこーだと足掻き続ける

それだけでもう折り返しが見た

 

この腕摑まれてもまだ

渡せないプライドとか

ある程度築ければいいならとっくに

 

夜中1時を過ぎたらもう

浮かぼう

いつでも

帰れるように

 

寝床も過去もあたためない

大切な己すら蔑ろ

 

大切な人が誰なのか

もうずっと前にわかっていた

世にそぐわないようで

気づいて黙っていた

 

意識途切れたらもう

任せよう

倒れよう

惨めな星

 

口笛、恋唄、届きやしない

大切なのは己のみ

 

言い聞かせれば嘘も方便

大切なのは己のみ

たまゆらもどきの

苛立ってたのはどうして

そんなにヤワじゃなかったはずなのに

たとえば何にも感じずに一言も発言しなければ

場は収まるし嫌われはしないと

気づいて実行してきた矢先

 

ぷつっと切れた糸に似て

 

うまくいかなくて当たり前

唱えた呪文を蹴飛ばすような

やっぱり欲は

私を認めてと

それは

愛してほしいより根深い

縛りつけられた魂ゆらり

 

自分に厳しいからね

他人にも求めるって

よくある説に

気持ちいいくらいあてはまって

だから私はこの世の何も許せない

一度沈むと引き上げられぬ大船

 

次の機会は来世には

 

ちょっと大げさに嘆き節

あの人たちは一日で忘れても

私の解釈

言葉にしたいこと

またね

熱が上がって食いしばる

そんな午後2時 魂ゆらり

 

愛さえあればも嘘だし

誰のことも悪く言わないって綺麗事だし

生きていくためにどんどん

賢者のような

たまゆらもどき

偉そうに語りましょうとも

 

うまくいかなくて当たり前

唱えた呪文を蹴飛ばすような

やっぱり欲は

私を認めてと

それは

愛してほしいより根深い

縛りつけられた魂ゆらり

 

熱に浮かされ

魂ゆらり