おとのは ことのは

歌うたいのふうかです。詞や曲を載せています。

能力者

同じ地平には生きていないの

誰も気づかぬことだから

ぐっと堪えて いつかを信じた

裏切られて 悟ってしまった

 

間違いであり、時には病であり

それがどうした

 

痛み苦しみの捉え方ほど自由なものは無いわ

あなたが1番楽な方法でいい

だって喜びならまだしも

負の代物(モノ)を

耐え抜き 腹に落として 生き延びるためなら

 

あなたは能力者

ほかの人とは違うの

明らかに違うの

 

交わらない

伝わらない

それで当たり前よ

嘆かずとも

 

あなたは能力者

尊く 眩い

 

同じ地平に見えるのだけど

誰も気づけぬほど微かに

歪みのような空間を生きる

揺り起こされて 目覚めてしまった

 

馴染まぬ魂

病だ、間違いだ

それがどうした

 

感じて 愚かな者の叫びを

耐えきれるはずも無いわ

世は平等だと戯れ言鳴らす

見てる阿呆に分かるものか

 

あなたは能力者

ほかの人とは違うの

明らかに違うの

 

交わらない

伝わらない

それで当たり前よ

嘆かずとも

 

海の向こうの とある村では

聴こえる者を神と呼ぶらしい

1つの例え話だけどね

いいのよ

好きに取って

好きに存在して

 

あなたは能力者

ほかの人とは違うの

明らかに違うの

 

交わらない

伝わらない

それで当たり前よ

嘆かずとも

 

あなたは能力者

尊く 眩い

街の行軍

まだ震えているのか

何度言ったらわかる

大丈夫だと

 

堪えたところで伝わるはずのない

お前の持つ感覚も声も

 

飛び立つように

綺麗なものを

好む浮世で

ひたすら地を這う

 

惨め憐れと

人の言うのは

容易いことよ

斯くと生きればいい

 

まだ泣いているのか

弱くともいいと

歌の言っても

 

あえて言おう

泣くな

強くあれと

 

瞬きの間に

きっと死にゆく

なまじ浮世で

時を見送るな

 

妬み嫉みの

蔓延る街は

それで普通だ

斯くと生きればいい

 

まだ震えているのか

本当は痛いほどお前の気持ちがわかる

だから

 

あえて言おう

 

大丈夫だと

 

飛び立つように

綺麗なものを

好む浮世で

ひたすら地を這う

 

惨め憐れと

人の言うのは

容易いことよ

斯くと生きればいい

時空守

ほらまた、人影が見えた

思っていたよりも騒がしい街だな

あぁ、果たして街と呼んでいいのかなど

屁理屈はさて置き

 

ひとまずベンチに座ろうぞ

見た目、古めかしいが

存外しっかりしている

このまま3年と言わず30年300年居続けて

ただ眺めるだけとは、いかないか

 

時空守の

恐ろしきは

その役目にあらず

果たすための耐えるための

精神を保つことだけさ

 

珍しい、少女が迷い込んだ

意識ははっきりしているだろうか

追い返す、連れてゆく

そんなことより先

出来るなら

ここのことから全て忘れてはくれないか

 

仕事とはいえ辛いものがある

そんな感受を失くしたから任命されたわけでなし

最初はただの一般市民だったのです

ということになっているのです

自分でも分からぬことに胸を張れないが

 

時空守に

怯えずとも

もっと怖い現象(モノ)が待つ

だから、ある意味大丈夫だ

精神を保っているだけで

 

何も守れない

実体を持たぬ身に

頑丈な身体を与えて

何の役目降らすと言うのか

そもそも己が保てるのか

 

時空守の

日記も感情の動きも

消えるか

置いてきたのか

連れて行ったのか

 

時空守の

恐ろしきは

その役目にあらず

果たすための耐えるための

精神を保つことだけさ

誰が知る地にて

どうして熱があるのだろう

穏やかさと退屈さに委ねていればよかったのに

また私は問答に堕ちてしまう

 

寄る辺なき身は

毎瞬惑い

熱でも出ようものなら

もうこの世の終わり

 

足元が絡まらぬように

ふわふわと浮いている

我忘れ舞いあがらぬように

呆気なく突き落される

 

幾たび季節がゆくのだろう

秋風の雅にやられたわけではないのだ

私はただ

季節送りと迎えに少々手間取る質

 

憂い多き身は

ただでは越さぬ

年も、月も、日も、

今生も

別れ別れにひと発作

 

少しずつ上手くなるように

鈍感に思わせて暮れ

安らぎはいつになるのか

伝手もなく取り残される

 

夜ベ、また襲う引き戻し

昼べさえ油断はなく

身をもって

この地にある者の思いを食らうだけ

 

足元が絡まらぬように

ふわふわと浮いている

我忘れ舞いあがらぬように

呆気なく突き落される

幻想

熱はじわり、上がってくるようだ

考えたくもないけど

誰も助けてくれないから

途方もない空間に思える

四畳半すらない部屋

 

うっすらと愛らしきもの

手紙をもらったから

あぁそれでか

道理で体が反応するんだ

胸糞悪いとすぐに綻びる

防衛、病、救護、悲嘆

どれであっても楽ではないな

いい大人が囚われてるな

 

熱はぐっと、上がっていくようだ

考えすぎて燃えるよ

誰も助けてくれないこと

どん底で気づいて早5年

感覚がなくなってゆく

 

返しもしないのに

電話の声が痛い

あぁまたか

道理で頭の奥が痛む

闇ならいつだって引き出せる

現実世界の金よりよっぽどお手軽だこと

小さい苦痛を飼ってるようだ

いい大人が無様にも

 

防衛、病、救護、悲嘆

どれであっても楽ではないな

いい大人が囚われてるな

宇宙のはなし

心の中に宇宙が広がると言う

彼も歌っていた

どうしてそれが夢や希望の類だと

人の決める

 

酷な命を課したもの

神は見えぬところで

在るかどうかからの

 

星座をつないで

神話をつむいで

銀河をかける

なんて高尚な

なんてあたたかな

私には遠い‘宇宙’

 

だんだん嫌いになってくる

煮え湯では済まされない負荷

彼の歌っていた

喜びや楽しさなんて似非だったのか

 

酷な命に怯えるの

神は恨むほどに

近づいてくる気がするもの

 

星座をつないで

神話をつむいで

銀河をかける

なんて高尚な

なんてあたたかな

私には遠い‘宇宙’

夜の徒然

夏の夜は

愛(かな)し人を思う夜

涼し風に触れて

唄をうたう夜

 

木霊の中でまた

灯を見たり

死を見たり

それでも吹く風に

夏の夜は過ぎる

 

只一つも唄えぬ我

熱い孤独と闘った

祭りの前

人の無い瀬を見て

ただ居た

この地平よ

祭りの後 人気の無い

あなた一人に焦がれたら

思いの外

やるせなさと

愛おしさで満たされる

 

過ぎし夜は

哀しことを辿る夜

激し雨に打たれ

唄を恨む夜

 

暮れなずむ世界は

そのままで

絶望で

だからこそ吹く風に

夏の夜を生きる

 

只一つも守れぬ我

責めず責められず生きるのか

蛍の灯もともらぬ街に居て

ただ知る

正しさなどは…

蛍の灯も枯れる街で

持ちつ持たれつ

生きる

死ぬ

 

夏の夜に

ひとり

あなたを想うと

心が風に吹かれぬと

辛く苦しいこととなる

心に風よどうか吹け

夏の夜の空の不可思議

愛し君

我が命を懸けてでも

我は愛する唄うた