おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

set a poem【to SOTCD】

春気持つ国の端

流れつく人等の

不可思議の香に皆

掴まれ惹かれる

 

連れゆくような宵の火

一滴垂らせば

皆気持つ気も失せて

彼方へ向かうの

 

悪は何処か誰かと

聡き人の問う

其れ無力に終わらせる

旅人の持つ香

 

地の果てるまで枯らし

実りを待つ人の

性根か生命果つまで

待つ彼の世を

 

連れゆかれ過ごす宵

一粒の雨さえ

今は痛く沁みる模様

此方の人の世

 

善は誰か何処かと

探す暇のあれば

己のみ気を確か

持てればいいよと