春気持つ国の端
流れつく人等の
不可思議の香に皆
掴まれ惹かれる
連れゆくような宵の火
一滴垂らせば
皆気持つ気も失せて
彼方へ向かうの
悪は何処か誰かと
聡き人の問う
其れ無力に終わらせる
旅人の持つ香
地の果てるまで枯らし
実りを待つ人の
性根か生命果つまで
待つ彼の世を
連れゆかれ過ごす宵
一粒の雨さえ
今は痛く沁みる模様
此方の人の世
善は誰か何処かと
探す暇のあれば
己のみ気を確か
持てればいいよと
春気持つ国の端
流れつく人等の
不可思議の香に皆
掴まれ惹かれる
連れゆくような宵の火
一滴垂らせば
皆気持つ気も失せて
彼方へ向かうの
悪は何処か誰かと
聡き人の問う
其れ無力に終わらせる
旅人の持つ香
地の果てるまで枯らし
実りを待つ人の
性根か生命果つまで
待つ彼の世を
連れゆかれ過ごす宵
一粒の雨さえ
今は痛く沁みる模様
此方の人の世
善は誰か何処かと
探す暇のあれば
己のみ気を確か
持てればいいよと