おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

set a poem【to YBB】

緩く匂う

小島の日暮れに沿った夕飯時

風紛れにそそるな

異人の叩く戸もなく

 

憐れと刻めど

碑はのち

戦火に消ゆる

 

知りてなお愛おしき

水流れ持つ彼の国

 

変わらず波に誘わる

岩打て流る朝飯時

狩り帰りの男らと

火囲み眺む島の瀬

 

儚きと刻めど

この時

誰も知らぬ史

 

蔑む気にもならぬは

清き心持つ彼の人