記憶が途切れるのを待っている
ずっと絶えずにいる友のような
否、敵のようだ
身体が弱く
一時持ち直したかと思えば
またふらつく
そんなくせして
記憶だけはガチガチに持っている
恐ろしくなってくる
何の才としても使えないのに
どうして持っている
ずっと念じるように待っている
それも疲れてしまうけれど
やまない雨
記憶が途切れるのをずっと待っている
記憶が途切れるのを待っている
ずっと絶えずにいる友のような
否、敵のようだ
身体が弱く
一時持ち直したかと思えば
またふらつく
そんなくせして
記憶だけはガチガチに持っている
恐ろしくなってくる
何の才としても使えないのに
どうして持っている
ずっと念じるように待っている
それも疲れてしまうけれど
やまない雨
記憶が途切れるのをずっと待っている