おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

恋の自覚

あなたの心に触れたいけれど

易いことではなくて

無邪気な人の距離感が

羨ましく思える

 

あなたの気に障らないようにと

心がけるほど引ける

近づかなければ嫌われない

単純な図に

 

秋はどうしても来る

誤魔化しのきかない

暮れの風

 

ふと気づいてしまうものだから

大切な人も

捨ておけるものも

 

あなたがどうか

此方を見ることはなくても

気づいてもらえますように

 

あなたがいつか

此方に触れた時に

刷り抜けていきませんように

 

矛盾しか生まない

思い通りにならない

もっときれいなものだと思っていた

 

恋の自覚とは