おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

彼と世界の枷となる

魂どうしで傷つけあって

暁にはまだ早い

包帯を彼は巻きなおして

一緒くたにされる未来を拒んだ

 

さあ行こう

もう誰も

枷になることを望んでなどいないでしょう?

 

明日もどうして傷舐めあって

歴史が正しかったなど

喚く力があるくせに

汚せない手が多すぎる

 

飯を喰らい

愛など語るうちに

そんな綺麗でもないくせに笑えるわね

 

魂どうしが肩寄せあって

昨日と明日の間にいるだけで

身の内の呼吸から

苦しくなってくるのは何故に

 

もう行こう

もう彼は

許されていいはずだ