赤い花の蜜を吸った
思い出に数るに足らない
置いてけぼり
遅い足の
呼吸乱れが常日頃
泣いても拭っても
耐えても転んでも
どうせだーれも見てない
田舎道
あの子どこの子
それもつらくて
身を隠す癖のつく
教科書が全てではないと
簡単に言うけれど
蛍光に励んだ者に
導きがあるべきだ
それは確に正しくとも
信じ切った
信じ過ぎた
僕には何かしらが足らない
元気になったふりで
やりすごせやりすごせ
大人になって気づくとしても
今は知らんぷり
僕には何にもない