おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

足らない

赤い花の蜜を吸った

思い出に数るに足らない

 

置いてけぼり

遅い足の

呼吸乱れが常日頃

 

泣いても拭っても

耐えても転んでも

どうせだーれも見てない

田舎道

 

あの子どこの子

それもつらくて

身を隠す癖のつく

 

教科書が全てではないと

簡単に言うけれど

蛍光に励んだ者に

導きがあるべきだ

 

それは確に正しくとも

信じ切った

信じ過ぎた

僕には何かしらが足らない

 

元気になったふりで

やりすごせやりすごせ

大人になって気づくとしても

今は知らんぷり

 

僕には何にもない