おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

貴方の空を見ない子は

まだ貴方の声が聞こえたころに

思いだけ残してきた

風でも吹けばそれだけで

信じたくなる

独り善がりかしら

 

空を見ると人の言えば

よくもそんなに気軽にできるなと

 

置いてけぼりも慣れているけど

せめて記憶は消してほしかった

目もくれず恨み事だけを

並べる子は嫌いかな?

 

ただ貴方のために祈った日には

晴れも雨さえ伝手だと思った

風でも吹けばもういよいよ

心繋がったような

独り善がりでもね

 

夜暗がりの中でなら

少し呼んでもいいものかしら

 

置いてけぼりも100年経てば

同じ天空

もしくは知らぬ地で

会えるのかしら

縋りつくだけの弱い子は

嫌いかな?

 

空を見ると人の言えば

軽々しく名づければ

よくもそんなにと

捻事を言う子は嫌いかな?

 

置いてけぼりも慣れているけど

せめて記憶は消してほしかった

目もくれず恨み事だけを

並べる子は嫌いかな?

 

貴方の空の

その下にいて

幾ばかりかと

心賭してくれるかしら

此方は今日も苦しい模様

嘆きつかれて

見上げるかしら