おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

病と夏日

病のはじまりを

覚えていることなどあるだろうか

 

痛みとして

分かりよく来るなら良いけれど

 

夏日に茹だるうち

知らんうちに

眠りついた者もある

 

知らせも来んくらい

遠ざかったのは此方だし

 

病に託けて

帰らんよ

それも良しと

誰か号令を

 

夏日を過ぎた後

後悔と夢見悪さが待っている

 

それでも構わん

楽になりたいのは

此方もおんなじこと