おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

愛されるあの子の熱

真夏に負けず

笑いながら駆けていったあの子は

たまに弱る時もかわいらし

 

急坂の上は

気をつけて

皆に守られて

愛されるあの子の熱

 

茹だる真夏憎し

腹かいて帰った僕のことは

地球の初めから知れぬものさ

 

急坂の向こうは

辛い下りも待つ

皆は見向きもしないのに

繕う僕の耐える

 

明日が晴れようが

今日が苦しかろうか

構わないさ

どうせ情熱もない

 

あの子を気にするのも

悔しくて

もう唱えるほど頭から離れやしない

 

そうしてまた

意識せざるをえなくなる

どうせあの子の熱