おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

月宵語りの歌

月を数えた人のいた

遠い昔の宵語り

誰に混じたか歌にして

終ぞ今日まで来たものさ

 

あぁただ酒を酌み

好きに歌えよ

きと彼は憂いていなかろう

もう死んでいるのだから

 

月を数えた人のいた

実は間近の宵語り

口の伝えはいつの世も

不確か確か併せ持つ

 

あぁただ酒に酔い

好きに歌えよ

もう彼も諦めついたろう

橋渡り終えているのだから