おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

弓引くまでの刻

あんたが決めたことならば

何だって従おうと思ったのに

答えもなければ足懸りもなく

ただに雨降るだけ

 

見上げるために其処にいるのか

下向かせぬために導くのか

 

結局に人々は争うほか

幼子も弓握る

 

あんたがくれるものならば

何だって受けようと思ったのに

歴史に学ぶ智恵は何処

ただに雨乾かすだけ

 

恨み言は何処にぶつけるのか

野次届かぬ綺麗な場所に居て

 

それでも人々は慕いつづける

気づいたら弓引いている