おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

春の香

世紀末にはもういない

たいていがそうでしょ

一緒におててつないで

待つだけ待って

 

朽ちましょう

いずれ来る日を

早めて何が悪いのか

 

若いころほど

そう思っていた

 

粗末にしないと誓った命

人が死なないと気づかない命

 

クッキーを1人で平らげた

可愛げのなさに嫌気さした

 

世紀末はもう来ない

当たりまえだと思っているのが

もう思い違いなのよ

 

仲良くは暮らせない地球に

少しの恋と

毎日の食料をもってすれば

なんとか生きのびられるだろうか