おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

おやすみなさい葉

帰り路が分からなくなったけれど

まだ愛されている気がする葉

いつものしょんぼりに似合わぬ強風

花時計の間におやすみ

 

辿りすぎがよくないという噂

行き当たりばったりがいい気がするわ

突然姿消したものもあった恐怖

町のチャイムに夜知る

 

トラックの後ろに乗せられてショータイム

時代が許した奔放と暴力

癒し求めた先がより悪なんて話

幾らでも転がってた田舎町

 

好いた惚れたに目もくれず生きても

降って湧いたように日に来る情話

色とりどりが偉いわけじゃない

夕暮れ後の一色にかけた町

 

さようならの振りしたこんにちは

その逆もまたいて混乱極めた

居すぎの星にいいことはなくて

また花時計の間でおやすみ