おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

合図

夕方のチャイム

大きく響いた

通りの良い田舎町

けんけんぱ

終わらないから

そのまんま帰ってもあいこ

 

じっとしてられないけど

隠れたいよな気もするのは

 

物を知らない子だからでしょうか

知りすぎて生まれたのでしょうか

子どもだからと見くびっていたら

何生分か置いてかれるよ

 

だから、じっと、

合図を待とう

 

裏戸口から入っても

大きな声で呼んだらいいよ

続き道の田舎町

るんたった

歌ったらもう

声を合わせた分だけあいこ

 

覚えてもいられないけど

思い出しちゃう気もするのは

 

感覚のない子だからでしょうか

感じ取りすぎて見失うでしょうか

小さな体見くびっていたら

何生分も見失うよ

 

ほらね、もうね、

合図はあるよ